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zoom RSS 「弓と矢の持ち方」(その1)

<<   作成日時 : 2012/07/27 17:10   >>

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最初に教わったことを初伝と言う。「初伝は奥伝に通ず」という言葉がある。
弓矢の持ち方は、初心者が最初に習うことであるが、その弓と矢の持ち方が正しくできていないと、執弓の姿勢が正しくならないし、三重十文字も正しく構築することが出来ない。また、弓矢の持ち方が悪いと、両「手の内」が崩れやすく、射技にも悪影響を及ぼし、安定した的中も得られないことになる。最初に習う正しい弓矢の持ち方は、弓道の奥義を極めることに通じる。

筆記具の持ち方が良くないと、書いた文字が癖のある文字になってしまう。また、食事でお箸の持ち方が悪いと、食べ物を挟む姿(作法)が安定せずに品格を欠いてしまう。弓と矢の正しい持ち方を習い、それを身につけることが射法・射技を正しく習得するうえで重要で、初心のうちから正しい持ち方を習慣づけることが、弓道上達の極意である。

【弓の持ち方】の手順(@〜D)
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【弓を腰に執った持ち方】
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地方審査の審査員を務めていたときに、弓の持ち方が悪い例1や2の持ち方をしている受審者を拝見することが多々あった。悪い例1や2の持ち方は、指先で弓を支持している持ち方であるから、弓が身体から分離してしまっている。従って、その後の射位で弓を立てる動作でも手先だけを使って弓を動かしていることになる。また、矢番えで弓を立てたときに左肘が下がって肩の位置より低くなっていたり、弓を持ち直す無駄な動作をしたりすることになる。矢番えの前に弦を返す動作においても、虎口が弓に接していないから弓の回転がぐらついて不安定である。射技においても、手先が優先した行射になっている。

弓と矢の持ち方の良し悪しが、行射に大きく影響してくることを認識し、常に正しく弓と矢を持つように心掛けることが大切である。

冒頭に、「弓矢の持ち方は、初心者が最初に習うことである。」と記した。だが、学生や初心者が始めに教わるのは、弓を持つときは握りの位置を持つことぐらいのことしか教わっていないのが実情であろう。それは指導者が、正しい弓矢の持ち方を身にてけることの必要性や、正しく弓矢を持つことの重要性を認識していないか、後々に指導したら良いと考えて先延ばししているからだと推察する。

正しく弓矢を持つことの重要性とは、正しい弓と矢の持ち方が、正しい両「手の内」の整え方に直結するからである。弓は指先ではなく、虎口を弓に直角に接して、手の平の三点(親指の付根・人差指の付根・小指の付根)で支えて持つように、常に心掛けることが肝要である。

「関節を固める=同時収縮の働き」を弓道で活用したのが、まさに両手の「手の内」である。弓構えで「手の内」を整えたときに、指の関節を同時収縮の働きで固める。指の筋肉を同時収縮させて各指関節を固めた状態に整えることで、「手の内」が弓構えから会まで崩れないこととなる。
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「手の内」を写真のように形を整えたら、手全体を接着剤で固めて成形したイメージで、打起し以降はその形を崩さないことで受動筋力が作用して、引き分けるにしたがって増加する弓力に対応して体幹の筋力も増加し縦横の十文字が保たれる。また「手の内」の筋力も受動筋力が作用し、弓力の圧力に耐えて崩れることが無いのである。

体力に見合わない強い弓を使っている場合は、意識的に「受動筋力」を用いていても、体力不足で引分けの途中から自然と「能動筋力」に移行してしまうことになる。これは伸筋を主体的に使っていたものが、屈筋を主体に使うことに切り換わってしまった状態で、代償筋の筋力が働いたことによる結果である。したがって体力に見合った弓力の弓を使用することによって、「受動筋力」が継続的に使われながら引分けられることになるといえる。

弓道の教えを受けるなかで、『柔らかく弓を包むように…』『力まないでリラックスして…』『もっと「力を抜け」…』と言われたりする。この教えの本意は「能動筋力」を用いずに「受動筋力を使いなさい」ということと同義である。

【矢の持ち方】
矢の持ち方については、写真の準備ができ次第に、掲載する予定である。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ギリ粉、無事届きました。
ありがとうございます。

いま、期末考査なので、また後日使ってみようと思います。
林檎
2012/07/30 17:58
手の内の形は、以前よりよくなりました。しかし、毎回微妙に納得がいかない面もあり見直しています。
武人
2015/01/26 02:01

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