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zoom RSS 丹田呼吸で息合いを意識する重要性

<<   作成日時 : 2014/05/17 21:26   >>

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生命維持に必要な心肺(内臓)の活動の中で、心臓の鼓動はガマンして止めたりできないが、呼吸は自己の意思で止めたり、呼吸のスピードをコントロールできる。

呼吸は心の状態を映し、落ち着いているときは、ゆっくりとした深い呼吸となる。不安や緊張を感じているときは、早く浅い呼吸になる。しかし、「心の状態により、呼吸が制御される」という方向性だけではなく、「呼吸を意識的に制御することで、心の状態をコントロールする」という方向も可能である。

晴れの舞台で、心が緊張しているときに行なう深呼吸なども、「呼吸法によって心の状態をコントロールする」という知恵である。
呼吸の仕方での理想は「揺れない心」をつくることであるが、悟りを開いた聖人でもなければ「心が揺れ動く」のは仕方がないことである。しかし、その「揺れ動く心を、少しでも静める呼吸法」を身につけることができれば、審査や試合などの様々な場面で役に立つことである。その呼吸法が丹田呼吸法である。

ラジオ体操で深呼吸をするときは、大きく息を吸い込んでから息を吐き出す。肺に息を吸ってから吐き出す手順で深呼吸を行なっている人がほとんどであるが、最初に深く息を吐いて腹の底まで吐ききってゆくと、自然とその腹に息が入ってくるのが吸う息で、この下腹を使って呼吸する方法が丹田呼吸法である。

「呼吸」は、「呼=吐く」、つまり吸う息よりも吐くことが先である。人間は息が苦しくなったら自然に吸うから、吸うことは特に意識しなくても大丈夫である。呼吸が浅くなるときは、吐くことが十分にできなくなっているときで、ゆっくりと、しっかり息を吐くことを意識するようにすると、呼吸で心を静めることができる。揺るがない心が確立すると、身体の軸がぶれることもなくなり、射が安定する。

養心は、射法八節の動作をするなかで、動く前に必ず息を吐いてから、自然に吸う息に移るときに動くようにして、吐く息を動作の間合いとしている。その呼吸法は当然丹田呼吸法を意識しながら吐いた後に、吸う息で打起し、吸う息で大三に移行し、吸う息で会に移行して、会では下腹に吸ってきた息を貯めたまま詰合い伸合いに集中するように稽古している。

【弓道誌2014年5月号・国際武道文化セミナーの報告記事より一部抜粋】有田秀穂氏(東邦大学名誉教授)より「武道で脳を活性化する」をテーマに、科学的な解析についての報告の中で、有田氏は、丹田呼吸法を行なうことにより大脳に刺激を与え、セロトニン(人間の心身の安定や安らぎに関与する精神伝達物質)が分泌される。効果的といわれる坐禅においては、身体の重心は下腿すなわち腰に移るが、このとき下腿が緊張して腰を安定させる効果を発揮する。具体的には、丹田呼吸(吐く息は深く、吸う息は自然に)を5分程度続けると大脳が刺激され、(1)覚醒レベルの鎮静化、(2)緊張・不安を軽減させ平常心を形成する、などの効果がある。

明日は、川崎大師奉納弓道大会に参加して、丹田呼吸法を意識した射を奉納する予定である。結果はどうであれ呼吸に意識が専念できるか試す機会として臨むのみである。

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
なにやかやと気ぜわしい日々ですが、何とか自宅練習は進めております。今回の丹田呼吸法は大変時期を得たご指導項目で参考にさせていただきます。
怠慢仏
2014/05/25 12:15

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