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zoom RSS ギリ粉について

<<   作成日時 : 2008/05/31 20:40   >>

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ギリ粉とは、松脂を長時間煮込んで油分を蒸発させて粉末にした物で、ユガケの堅帽子を用いる場合には必需品である。
ギリ粉の名称は、会へ引込んだ時にギリギリまたはギチギチと音を立てる所から「ギリ粉」または「ギチ粉」と呼んだのが名となった。

三つガケでは中指を拇指に引っ掛けて取り掛けするが、ギリ粉をつけないで弓を引くと指が滑ってしまうので引くことが出来ない。強引に引くには指先を丸めて握って拇指を押さえ込まなければならない。離れでは握った指を開かないと離れは出せない。その離れは必然的に「ゆるみ離れ」となる。

その中指と拇指との接触部にギリ粉をつけると摩擦抵抗ができて、拇指に中指を引っ掛けていられる。引っ掛けているだけで弦を引けるから握る力を必要とせず、ゆるまない離れが自然と出せる。

柔らか帽子のユガケでは、握り込んで放す射法ですから昔からギリ粉は使いません。

ギリ粉の役目は、摩擦係数を高めて滑り止めと成るばかりではなく、離れではその摩擦力が一瞬に解かれてスルリと離れる。ゆるまずに自然に離れる役割をなしている。

しかし、近年では弓具店で販売されているギリ粉ではその役目をなさない。
販売されているギリ粉は松脂を煮込まないで粉末にした物で、油分が多量に含んでいる為にベタ付いてしまうのだ。特に夏季は気温の影響でベタベタとなってしまって、指を開いてやらないと離れない状態になる。「自然の離れ」からはかけ離れた離れとなってしまう。
また、ベタ付いた所にほこりが付着して真っ黒になったユガケを見かける。(ユガケは鹿一頭の命を犠牲にして作られているのに、粗末にしてはバチが当って的には中らない)
長時間煮込んだギリ粉はサラサラとしていてユガケは黒くならない。

極上のギリ粉を売っていた店は、大師平間寺のそばにあった土居重弓具店でした。
これぐらいの量が有ったら一生もつだろうと思って買い置きしていた物を、欲しがる方へ少しずつ分けていたら残り少なくなって、買い求めに行ったら店主が亡くなり廃業して約20年になると云う。

ギリ粉は奥様が製造していたとのことで、奥様にギリ粉の製法を尋ねてきた。
それを基にギリ粉を自作したので、次のタイトル「ギリ粉の製法」で紹介する。

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